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日本酒の「ラベル」の読み方とは?ラベルの基本を徹底解説!

日本酒の「ラベル」の読み方とは?ラベルの基本を徹底解説!

日本酒の瓶にはいくつか「ラベル」が貼り付けられています。

ラベルは日本酒を選ぶ上で重要なアイテムです。

ただしラベルについて詳しく理解している人は少ないといえます。

では、日本酒のラベルはどんなもので、どんな内容が記載されているのでしょうか。

今回は日本酒の「ラベル」の読み方・ラベルの基本について、どこよりもわかりやすくご紹介します。

そもそもラベルとは何か?

ラベルとは商品に貼る紙のことです。

一般的にラベルには商品に関する商標・品名・製造元・容量・使用方法などが記載されています。

簡単にいうと、ラベルは商品の「トリセツ」です。

ラベルに記載されている情報を読めば、その商品に関する特徴やポイントがわかります。

日本酒のラベルとは?

日本酒のラベルとは日本酒の各瓶に貼り付けられている紙製のシールのことです。

瓶のサイズによって異なりますが、一升瓶には最低3カ所貼られています。

日本酒のラベルには他のお酒とは違いさまざまな特徴があります。

日本酒のラベルの特徴とは?

日本酒のラベルには次のような特徴があります。

①「和」テイストのデザイン

1つ目の特徴は「和」テイストのデザインです。

日本酒のラベルのイラストは富士山、波、櫻など、文字は古典的な書体や手書き文字などを使い、さらに余白を効果的に使った「和」テイストのデザインが多く採用されています。

そうすることで多くのお酒の中から一瞬で日本酒であることをアピールする効果があります。

➁お酒の種類の表示

2つ目の特徴はお酒の種類の表示です。

一口に日本酒といってもさまざまな種類があります。

例えば月桂冠というブランドの中には次のようなお酒の種類があります。

純米酒、特別純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒、本醸造酒、特別本醸造酒、吟醸酒、大吟醸酒などです。

そのためお酒の種類をラベルの最も目立つ位置に表示することで、ユーザーが迷わず商品を手に取ることができる工夫がされています。

➂映える色使い

3つ目の特徴は映える色使いです。

現在日本酒の瓶にはさまざまな色が使われています。

主な色は黒色、茶色、緑色、青色、透明、フロスト加工などです。

フロスト加工とは、くもりガラスのような見た目で、高級感のあるお酒に見えます。

瓶の色に対して、映えるラベルの色使いをすることでプレミアム感のあるお酒に演出することが可能です。

④必ず記載しなければならない項目

4つ目の特徴はラベルには必ず記載しなければならない項目があることです。

日本酒のラベルには、必ず記載しなければならない項目がいくつかあります。

基本は次の通りです。

❶製造者名・製造者の住所

❷酒税法上の酒の種類の表記(清酒)

❸お酒の容量

❹アルコール度数

❺発泡性の有無

❻原材料

❼原材料の原産国名

❽製造時期

❾保存方法

❿注意書き

⓫精米歩合

必ず記載しなければならない項目は酒類業組合法によって定められています。

⑤基本は3種類のラベル

5つ目の特徴は基本は3種類のラベルがあることです。

一般的に日本酒の一升瓶には次の3種類のラベルがあります。

❶表ラベル

❷肩ラベル

❸裏ラベル

それぞれの種類によって記載されている内容が異なります。

この3つのラベルの違いがわかれば、その日本酒について知りたいことがどのラベルに記載してあるのかがわかります。

①表ラベル

表(おもて)ラベルとは日本酒の「顔」となるラベルです。

場所は日本酒の一升瓶の中央から下の正面に大きく貼られています。

形は長方形で、最も面積が大きいラベルです。

表ラベルは別名「胴貼り」ともいいます。

表ラベルに記載してある情報

表ラベルには主に次の情報が記載されています。

❶ブランド名(月桂冠など)

❷商品名(大吟醸など)

❸容量(1800mlなど)

❹製造年月日(2024年1月24日など)

❺酒税法上の酒の種類の表記(清酒、日本酒など)

❻アルコール度数(純米では18度、本醸造では20度など)

❼原材料名(米・米麹・水など)

➁肩ラベル

肩(かた)ラベルとは日本酒の「キャッチコピー」となるラベルです。

最もアピールしたい日本酒の特徴を記載してあります。

場所は日本酒の一升瓶の中央から上の正面に小さく貼られています。

形は正方形、円形、扇形、斜めに傾いているものなど、デザインのバリエーションが最も豊富なラベルです。

肩ラベルは別名「肩貼り」ともいいます。

肩ラベルに記載してある情報

肩ラベルには主に次の情報が記載されています。

❶ブランド名(月桂冠など)

❷商品名(大吟醸など)

❸口当たり(やわらか、はなやか、さわやかなど)

➂裏ラベル

裏(うら)ラベルとは日本酒の「コアな情報」が記載されているラベルです。

場所は日本酒の一升瓶の中央から下の裏面に大きく貼られています。

形は長方形で、表ラベルの次に面積が大きいラベルです。

裏ラベルは別名「裏貼り」ともいいます。

裏ラベルに記載してある情報

裏ラベルには主に次の情報が記載されています。

❶製造者名・製造者の住所

❷酒税法上の酒の種類の表記(清酒)

❸お酒の容量

❹アルコール度数

❺発泡性の有無

❻原材料

❼原材料の原産国名

❽製造時期

❾保存方法

❿注意書き

⓫精米歩合

裏ラベルには日本酒の販売に最低限必要な情報はすべて記載されています。

まとめ

今回は日本酒の「ラベル」の読み方・ラベルの基本についてご紹介しました。

日本酒のラベルは別名「日本酒のトリセツ」です。

必要な情報はすべて記載されており、注意点、おいしい飲み方、甘口辛口度なども視覚的にわかりやすく記載されています。

そのため日本酒の「ラベル」は日本酒選びには欠かせない「データファイル」といえます。

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