1. HOME
  2. ブログ
  3. 日本酒が華を添える日本人の祝い事!お正月・桃の節句・神前式!

日本酒が華を添える日本人の祝い事!お正月・桃の節句・神前式!

昔から日本人の生活に深く根ざしてきたお酒が「日本酒」です。

日本酒はビールのようなただのアルコール飲料ではありません。

神様へのお供え物としての意味があるお酒です。

そのため日本人のさまざまな「祝い事」に提供されてきました。

では、日本酒は日本人のどんな祝い事に出されてきたのでしょうか。

今回は、日本酒が華を添える日本人の祝い事・お正月・桃の節句・神前式について、どこよりもわかりやすくご紹介します。

なぜ、日本では祝い事で日本酒が飲まれるのか?

日本では祝い事の席で、よく日本酒が飲まれます。

こちらでは日本では祝い事で日本酒が飲まれる3つの理由についてご紹介します。

❶神様からの恩恵やご加護をいただけるから

日本では昔から、神様へ感謝を込めてお酒をお供えするしきたりがありました。

その後、式典が終わった後に、お神酒(おみき)を飲みます。

理由はお供えしたお神酒を飲むことで、神様からの恩恵(おんけい)やご加護(ごかご)をいただけるからです。

飲むタイミングは式典の後であればいつでもOKです。

できるだけ当日に飲んだ方がご利益(ごりやく)が大きいといわれています。

❷祝いの象徴だから

日本酒には「慶びの酒」「祝いの酒」という縁起物という意味もあります。

そのため新しい門出を祝う席、新しい命が誕生した祝いの席、長寿を祝う席などで、日本酒を飲んで喜びを分かち合います。

日本酒で祝うことで、日本酒を祝いの象徴にしてきました。

❸参加者の一体感を育める

日本酒は祝いの席でみんなで飲むと参加者の一体感を育むことができるお酒です。

日本酒は約15度前後で、ビールと比べるとアルコール度数が高いですが、甘くて、口当たりがよく、飲みやすいのでだれでも飲むことが可能です。

また日本酒は一緒に盃を交わすことができるので、人と人との絆をより深める効果もあります。

日本酒を介して、コミュニケーションが盛んになり、楽しい時間を過ごせます。

それにより参加者の一体感を育めることでしょう。

次に、日本酒が飲まれる日本人の祝い事についてご紹介します。

お正月

お正月とは、一年の最初の月である「1月」のことです。

また元旦、正月3ヶ日のこともお正月といいます。

お正月の由来は「年をあらためる月」から「正月」と呼ぶようになったという説が濃厚です。

ちなみに日本のお正月が始まったのは、仏教が日本に伝わった6世紀半ばよりも前からといわれています。

日本の行事の中でもお正月は特に古くからおこなわれている行事です。

❶日本人のお正月に飲まれているお酒は?

日本人のお正月に飲まれているお酒は「お屠蘇(おとそ)」です。

お屠蘇とは日本酒やみりんに屠蘇散(とそさん)と呼ばれる薬草を浸したお酒です。

屠蘇散とは、5〜10種類の生薬が配合された薬草になります。

桃の節句

桃の節句(もものせっく)とは「ひな祭り」のことです。

ひな祭りとは女児の幸せを願うためのお祭りです。

ひな壇の最上段に飾られているお内裏様(おだいりさま)とは男雛を表し、天皇陛下のお姿を模しています。

お雛様は女雛を表し、皇后陛下のお姿を模しているといわれています。

「内裏」とは、帝(天皇)が住む「宮殿」という意味です。

つまりお内裏様とは天皇様という意味になります。

❶桃の節句に飲まれるお酒は?

桃の節句に飲まれるお酒は「白酒(しろざけ)」です。

白酒とは材料に蒸したもち米を使い、米麹・みりん・焼酎などを混ぜて仕込み、一カ月ほど熟成させたもろみ(醪)をすりつぶした「白く濁ったお酒」です。

原料や製造方法はほぼ日本酒と同じようなつくりになります。

違いは「みりん」を加えていることから「リキュール類」扱いになることです。

白酒というイメージ通り、とろみがあり、口当たりがよく、甘味が強いお酒です。

ちなみに白酒のアルコール度数は10%前後もあり、意外に酔いが回ります。

神前式

神前式(しんぜんしき)とは、神社や神殿で行われる日本の神様に夫婦の誓いを立てる結婚式のことです。

日本の神様とは、神道(しんどう・しんとう)の神々のことです。

神道とは、日本古来からの八百万(やおよろず)の神々を祀る日本固有の信仰のことをいいます。

神前式は古式ゆかしく、厳かな雰囲気の中でおこなわれます。

❶神前式で飲まれるお酒は?

神前式で飲まれるお酒は「お神酒」です。

お神酒とは、いにしえの時代から日本で行われる祭礼の時に、神前にお供えするお酒のことです。

通常、お神酒には清酒(日本酒)が使われます。

❷神前式でのお酒の儀式は?

神前式でのお酒の儀式は「三献の儀(さんこんのぎ)」、または「三々九度(さんさんくど)」といいます。

三献の儀とは、新郎・新婦が「三」にちなんだしきたりに合わせて、盃のお酒を飲み干す儀式です。

まとめ

今回は、日本酒が華を添える日本人の祝い事・お正月・桃の節句・神前式についてご紹介しました。

日本の祝い事には日本酒は欠かせないお酒です。

祝宴で一緒に日本酒を飲むことで、人々の心が一つになり、何とも言えない心穏やかで、和やかな気持ちになることができます。

これからもぜひ、日本の祝い事には日本酒を用いることをおすすめします。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事